家庭用全熱交換器の掃除は必要？──自分でできる範囲と業者依頼の判断ポイント
1. 全熱交換器とは？なぜ掃除が必要なのか
全熱交換器（全熱交換換気システム）は、外気を取り込みつつ室内の空気を排出する設備ですが、
内部にはホコリ、花粉、カビ、油分、微細な粉じんが溜まりやすく、定期的な掃除が欠かせません。
全熱交換器を掃除しないと…
- フィルターが詰まって換気能力が低下
- 部屋がムワっとする・ニオイがこもる
- ランニングコストが上がる
など、家庭環境の悪化につながります。
「普通の換気扇より汚れないでしょ？」
と思われがちですが、実際は 24時間運転のため汚れやすい設備 です。
2. 全熱交換器の掃除が必要になるサイン
以下の症状が出たら、家庭用の全熱交換器掃除のタイミングです。
- フィルターが黒くなってきた
- 本体からホコリが落ちる
- 風量が弱い
- カバーに油汚れや黒い粉が付着
- 異臭がする
- 結露や水滴がつく
これらは 全熱交換器内部の汚れ蓄積が進んでいるサイン です。
3. 家庭でできる全熱交換器の掃除（基本だけ）
家庭でできる掃除は、あくまで 表面＋フィルター程度の簡易清掃 に限られます。
3-1. フィルターの掃除
- 掃除機で軽く吸引
- 水洗いできるタイプは中性洗剤で
- 完全に乾かしてから戻す
※花粉の時期は特に汚れやすいので、1〜2ヶ月に1回が理想
3-2. 外装カバーの拭き取り
- ホコリが付きやすいため軽く拭く
- カバーに油汚れがつく家庭（キッチン付近設置）は注意
3-3. 交換式フィルターの定期交換
メーカー推奨のサイクルで交換。
家庭用全熱交換器は「フィルター交換を前提」にした構造のものが多いです。
4. 家庭では難しい全熱交換器の掃除（内部は触らないほうが良い）
「業者依頼が必要な掃除」と「家庭でできない理由」をシンプルに説明します。
4-1. 全熱交換素子（エレメント）の掃除
家庭用でも、高価で繊細な部材。
水洗い不可の機種も多く、
素子を傷めると換気性能低下 → 交換費用が高額 になります。
4-2. ファン（送風機）の汚れ掃除
油混じりのホコリで固着し、家庭の洗剤では落としにくい。
ファンの分解は専門知識が必要。
4-3. ダクト内部の汚れ
家庭では絶対に分解不可。
無理に触ると故障・排気逆流の原因に。
5. 業者に頼むべき全熱交換器の掃除とは？
家庭で掃除できる範囲には限界があるため、
年1回〜2年に1回は業者クリーニングが理想。
業者が行う全熱交換器の掃除内容：
- 全熱交換素子の取り外しチェック
- ファン分解洗浄
- 熱交換エレメントの種類別の専用洗浄
- 内部のカビ・ホコリの除去
- 排気・吸気の通気チェック
- ダクト経路の目視点検
家庭とは圧倒的に仕上がりが違い、
換気性能の改善やニオイの解消がわかりやすいです。
6. 全熱交換器の掃除を業者に依頼するメリット
- 室内の換気効率が回復
- カビ・ホコリの健康リスク軽減
- 電気代（換気負荷）が下がる
- 異臭が解消
- 本体の寿命が延びる
「わざわざ頼むのは大げさかな…」
と思われがちですが、
24時間稼働する設備だからこそ清掃費用以上のリターンがあります。
7. 業者に依頼する際に注意したいこと
● 家庭用全熱交換器の清掃対応経験がある業者か
店舗・工場向けしか扱えない業者が多いため要チェック。
● メーカー仕様を理解しているか
「洗ってはいけない素子」を洗う業者も存在。
● 分解範囲をどこまでできるか
家庭用モデルごとの差が大きい。
● 料金の目安
※具体的な金額は書かないよう依頼を受けていますので割愛しますが、
“複数の設備がある家庭では、まとめて依頼するほうが割安になりやすい” というポイントだけ共有します。
8. 全熱交換器の掃除はどのくらいの頻度が理想？
- 自分での簡易掃除：1～2ヶ月に1回
- 業者クリーニング：1〜2年に1回
24時間換気の家庭ほど頻度が必要です。
とくにマンションは高断熱・高気密のため、汚れがこもりやすい傾向があります。
9. 全熱交換器の掃除を効率化するコツ（家庭用）
- 花粉の時期はこまめにフィルター掃除
- キッチンの油煙が流れる位置につけられている場合は要注意
- フィルターを定期的に交換
- カバーのホコリをためない
- 室内の湿度管理を整える（カビ予防）
基本はこれだけでOK。
無理に内部を触らないのが長持ちのコツです。
10. 家庭用全熱交換器の掃除をまとめ
- 全熱交換器は汚れやすく、家庭の簡易清掃だけでは限界がある
- フィルター掃除だけでは換気性能が戻らないケースが多い
- 内部の分解は故障リスクが高い
- 年1回〜2年に1回は業者依頼が安心
- 換気効率や空気の質が大きく改善する
“掃除しづらい設備だからこそ、専門業者のクリーニングが効果的”
というのが結論です。
✔ 最後に：清掃業者をお探しなら「ひとえいち」へ
家庭用全熱交換器をはじめ、
レンジフード、エアコン、浴室、キッチン、床、カーペットなど
住宅設備のクリーニング実績が豊富な清掃会社「ひとえいち」 では、
家庭用全熱交換器の分解可能範囲を正しく見極め、メーカー仕様に沿った安全な清掃を行っています。
- 分解可能範囲の事前説明
- 無理に素子を洗わない安全施工
- 空気環境改善を目的としたクリーニング
- マンション・戸建ての定期清掃にも対応
「自分で掃除してもニオイが消えない」
「換気が弱く感じる」
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そんな方はぜひご相談ください。
